小話。
リハビリ~。
パラレルです。
特別先を考えていないのですが、書きたくなったので書く!
主人公と直斗と影直です。
というか、プロローグ的なもの。
スタートすらしていないっていう・・・(笑)
読んでくださる方は、『つづきはこちら』からどうぞ。
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俺には、一つ年下で隣に住んでいる双子の幼馴染がいる。
お互いの両親が仕事で留守しがちな事もなり、俺たちは何かと一緒に過ごしていた。
二人は可愛かった。
物心着く前から一緒にいた事もあるんだろうけれど、本当の妹のように可愛くて俺自身も何かと気に掛けていた。
双子の姉である直斗と、妹のナオの二人は一卵性双生児であるらしく、とても顔が似ていた。
けれど、二人の性格は正反対で、その違いからか纏う雰囲気はまったく似ていなかった。
真面目でクールだけれど、恥ずかしがり屋ではにかむような笑顔を向ける直斗。
猫のように気まぐれで奔放な、挑戦的な笑顔を浮かべるナオ。
正反対な二人だけれど、二人はいつも寄り添うように一緒にいた。
特別大きな喧嘩もした事がないようで、二人の母親が「本当に手が掛からないわ」と少しだけ寂しそうに呟いたのを聞いた事がある。
俺たちの距離が少し出来始めたのは中学校に上がってからかもしれない。
それまで『お兄ちゃん、お兄ちゃん』と懐いていた二人は、一線を引くように必要以上に近寄らなくなった。
俺の母親が「年頃なのよ」と笑っていたけれど、俺はそれが寂しくてしょうがなかったのを覚えている。
そして、隣に住んでいるのにほとんどの接点がなくなっていた高校二年の春。
両親の海外転勤。
これが、俺たち三人の関係を再び密接にし、変える出来事になるのだが、その時の俺は当然ながらそんな事を知る由もなかったのだった。
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久しぶりの創作!
いや~ん、嬉しい!
書けたわ!
なんて内心喜んでいるのですが、パラレルってどうよ(笑)
この後の話は特別考えていません。
王道の展開としては直斗と影直が主人公を挟んで三角関係になるのだが、タイプの違う双子にそれぞれ魅力を感じている主人公がはっきりせずに二人の間をフラフラするのでしょう(笑)
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